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かつては自主自律を旨とし生徒による自治を誇っていたが、今はそんな伝統も死に絶えたどこにでもある進学校、国府台高校。
ある夏の日、唯一残った伝統にして、やたら長いだけの文化祭の為の会議“ナイゲン”は、惰性のままにその日程を終わろうとしていた。
しかし、終了間際に一つの報せが飛び込む。
「今年は、1クラスだけ、文化祭での発表が出来なくなります」
それを機に会議は性格を変え始める。
――どこのクラスを落とすのか。
かくして、会議に不慣れな高校生達の泥仕合がはじまった…!
ナイゲンとは・・・?
内容限定会議の略。脚本・冨坂の出身校である千葉県立国府台高校に実在する会議。
文化祭の全参加団体が、お互いの発表内容を審議し精査する場。
真夏に数日間、冷房の無い会議室にすし詰めになって話し合いさせられる過酷なマラソン。