10/26 冨坂・矢吹の『シチュエーションコメディクショナリー』#6

矢吹ジャンプ企画がリニューアル!
脚本・演出の冨坂を交えて、シチュエーションコメディの用語や用例・定義を話し合って「(勝手に)シチュエーションコメディの辞書を作ろう!」という新企画。

本日のメニュー

オープニングトーク「最近、シチュエーションコメディしてますか?」

  • 矢吹ジャンプより、演劇ごはん『奇跡の野菜の演劇ごはん®』をシチュエーションコメディとして語る
  • 冨坂より、番外公演(冨坂企画)『みんなのへや・改』について
  • 『わが家〜』プレ稽古として“嘘がバレる瞬間”シリーズを『君となら』『ブレイキング・バッド』を見る

本日の辞書登録

  • 【勘違いネタ】
    話している相手を間違えている「人物誤認」と、話している内容を間違えている「内容誤認」の2種類がある。「人物誤認」の方が伝わりづらいので、先に「内容誤認」からやる方が伝わりやすい。
  • 【解決パート】
    シチュエーションコメディの最後の部分。嘘とかトラブルが全部明るみになってから、お話として終わらせる部分。
    「気づいてた」パターンと「嘘をつくなー」パターンに分類される
  • 【シチュエーションコメディの視野】
    見てはいけない相手が横にいるのに見えない、隠れている相手が見えない現象。視野角が30°くらいしかない。動体視力も弱い。
  • 【人間関係説明ネタ】
    ぐちゃぐちゃになった人間関係を説明することで笑いを取る種類のネタ。中盤で行う時と終盤で行う時で機能が違う。
    中盤では笑いを取ると同時に観客に情報を提示する機能を持つ。終盤ではお話を畳みながら、それが湿っぽくなりすぎないように笑いを取る機能を持つ。
  • 【いつの間にそういうことになってるの】
    嘘をつきまくる中で、自分が知らない間に自分にまつわる情報が膨らみまくっている時に使われる。演じなければいけない役割が増えている、など。
  • 【じゃあこの人は?】
    終盤で事実が明かされた時に、騙されていたターゲットの人物が、状況を把握しきれずに確認する技。これもまた湿っぽくなりすぎないように笑いを取る機能を持つ。
  • 【白状…しない】
    嘘をつく中で万策尽きて真相を白状する時に、全く違う誤解を時に、白状するのをやめて、新しい誤解に乗っかる技。

次回の辞書候補

  • 【渋々乗っかり】…序盤で共犯がやるやつ
  • 【拍子を抜く】…勘違いネタによくあるやつ。伊東四朗が『BN☆GT』でやってた
  • 【隠すネタ】…「人隠し」と「目隠し」があるよね
  • 【無茶なフォロー】…「隠すネタ」の直後によくあるやつ